デパートにも、スーパーにも、ドラッグストアにも、いまやあたりまえのようにダイエット食品専門コーナーが設けられています。女性誌を開けば、通信販売業者の派手な広告が否応なしに目に飛び込んできます。最近ではインターネットを通じ、日本では許可されていない、ダイエット用のサプリメントも簡単に手に入るようになってきました。これほどまでにダイエット市場が大きくなっているのは、当然のことながら、「簡単に、早く、努力せず」にやせたいと思う女性たちがそれだけ多いからにほかなりません。こうした女性たちが多数存在するということは、そのマーケットは儲かります。儲かるとなれば、あの手この手を使ってそこに入り込もうとするのが商人の常識。結果的に、専門知識のない業者が入り乱れ、問題ある「食品」や「ヤセ薬」が出回ることになります。中国製ダイエット食品を摂取していた四名が死亡、八〇〇名以上におよぶ健康被害の類似物質。一九八四年に肥満の治療薬として正式にアメリカで認可された医薬品であるものの、多数の副作用が報告されたため、二〜三年前に発売が中止になったという物質。さらに甲状腺ホルモンのようなものが入っていた疑いももたれています。