優れた点は、大学別指導の徹底です。クラス分けも「一橋特科」、「早大特科」、「慶大特科」などと、難関大学別にわかれており、講座もそのような設定になっています(「一橋英語」、「早大現代文」、「慶大小論文」など)。これによって、テキストも大学の傾向にあった編集ができ、講師も大学別の特徴に沿った授業を展開できます。結果として、生徒も早い時期から、志望校むけの学習に力をいれられ、高い実力を築くことができるのです。このように見ると、一橋学院は現代的な予備校のように見えますが、じつは半世紀近い歴史と伝統を持つ予備校なのです。当初は、名前が示すように、一橋大学への専科塾として開校されました。その後、官僚養成の性格が強い東大以外の有力大学、一橋大学、東京工業大学、早稲田大学、慶応義塾大学への専科予備校に発展し、ひたすら難関大への合格実績にこだわり続けてきたのです。多いころは、一橋大学のクラスの半分が、学院出身者で構成されたそうです。優れた受験参考書を執筆している講師も多く、そうした講師に気軽に質問できる、アットホームな雰囲気も魅力です。東京国際大学も同じ系列で、大学部門の設立では、しつけ駿台より古いのです。
近頃、この中堅の大学附属校に、少々異変が起きていることをご存知であろうか。T大学の附属校には中学と高校があり、一貫教育を行っているため、最近人気の出てきたところである。ここの中学に入学すると、その授業のスピードの速さに新入生たちは戸惑ってしまう。何しろ中学2年生までに3年生の範囲をほとんど終えてしまい、3年生になると高校の範囲をやらせるらしい。このような教育カリキュラムを採用しているのは、開成とか灘といったような、中・高一貫教育をしている進学校(大学を持たない)がほとんどであるが、最近はT大学の附属校のようなところが増加した。今までの大学附属校は、のんびりしていても、そのまま上に進級進学できるようなイメージだったが、そのような学校はほんのひとにぎりとなってしまった。
意欲があり熱心に勉強しているにもかかわらず結果が出ないのは、方法に問題があるからです。これを見直すポイントは、まず自分のキャパシティの範囲内で余裕をもって量的な目標を立てることです。たとえば、今日は何ページまでかたづける、これをやらないと意味がないと自分に言い聞かせるわけです。注意する点としては、目標を早めにクリアしても先を急がないことです。その時点で打ち止めにして、残りの時間を復習にさいてください。欲をかいて先に進んでキャパ・オーバーになるより、ずっとよい結果につながります。このほかに、まずやさしい問題をかたづけて勢いをつけ、歯が立たない難問については、さっさと答えを見てしまうという手もあります。この方法には不満や不完全燃焼を感じる人も多いと思いますが、やさしい問題に難問を解くカギが隠されているケースが意外に多いのです。やさしい問題を先にやると、難問に歯が立たないということが少なくなることもあります。受験にかぎらず、試験というものは満点をとる必要はありません。また、教科書に書いてあることをすべて覚えていないと、勉強ができないとか教養がないとかいわれることもないわけですから、要所要所のポイントや全体のアウトラインを把握するだけで合格することも少なくないのです。だから満点はとれないけれど、六〇点や七〇点ならいけそうだ、となればしめたものです。ちなみに、多くの資格試験はおおよそ六〇点くらいが最低合格ラインで、問題もそれを想定してつくられている例が多いようです。